日記と小物語

2024-12-17 12:18:00

たしかなことは無い

たしかな事は空は綺麗で生きている事。

 

不確かな事は愛が行き来する事。

 

たしかな感情など何も無い。

 

昨日有った感情は今日には無い。

今日有る感情は明日には無いのかもしれない。

 

感情がある事は確かだ。

 

不確かでも何も無いよりかは、ちょっと楽しいのかもしれない。

 

 

2024-11-23 23:33:00

人生で一番阿呆な時節

男と女の愛、つまり恋愛ほど馬鹿げている物は無い。

醜く理性を失い理想を崩し心を抉り傷を付ける物である。

なぜ、恋愛という感情が埋め込まれているのか。

友情や家族愛は素晴らしい物になる。

なぜなら、良い時も悪い時も情が表れるからである。

一層の事、恋愛感情という感情を自分の中から全て取り除いてしまいたい。

 その感情が人間らしさを作ると言うのならば、私はAIになりたい。

 

2024-11-20 23:46:00

男と女

世界人口の爆発と共に生物学上の女性数が少なくなり、生物学上の男性数が多くなる時代がきた。

それと共に日本の婚活市場では一人の女性を巡り多くの男が群がり争奪戦が始まる時代となった。

 

婚活アドバイザーが男に言った

「男は愛嬌です。あなたは、今のままでは他の婚活中の男性に負けてしまいます。女性の自尊心に細心の気遣いを示していますか?」

すると男は言った。

「こまめにLINEをしていますし、愛情表現も欠かしていません。」

「それは、当たり前の事です。小学生でも出来ます。女性の感情を汲み取りながらLINEをしていますか?」

「は、はい?心理学者ではないので中々難しいです。」

「でしたら、勉強して下さい。女を、いかに楽しませ、気分よく働かせ、育児にも参加し家事も多少参加してもらうように促す。それが男の仕事です。」

「ボクは平成生まれなので難しいです。」

「何時代に生まれても変わりません。

今の時代は、男と女は闘魚です。

巣を作って子の養育にあたるのはオスであってメスではありません。

もっと女性を喜ばせるために、体型を鍛え、髪型服装に気を遣い、料理、掃除洗濯、そして育児を完璧にこなさなくてはなりません。

今の時代、男は何より愛嬌です。仕事だけをしていればいいと思っていませんか?

女は他の若くて賢い気立てのいい男にいきますよ。」

「互いに働きながら子育てをしていきたいのですが、、」

「女は妊娠、出産、母乳を与える事が必然的に強いられます。

昔は、よくコラムやネットで、いかに女性は男性の自尊心を高め、男性が仕事に集中出来るように、あまり干渉せず、仕事の忙しい時は応援と気遣いのLINEを送り、安らぎを与え、男を失望させないような声掛け、重すぎないようにいい女を演じ、スタイルや服装も男に喜ばれる物を身に着けるよう指示されていました。

そして、男からの連絡を待ち、男の機嫌を取り、他の女へなびかないようなテクニックを指示されていました。

男は女が平伏するのを当然のように待っていた時代です。

今この2035時代、女が男を選び、男は女に選ばれるのを待つ時代になったのです。」

「ボクは女の人からプロポーズされるにはどうしたらいいのでしょいか?」

「結婚しなくても死にはしません。まずは、自身を磨きなさい。そうすれば、結婚より大事な物が見えてくるでしょう。その時にあなたの色彩はより輝くでしょう。」

 

「でしたら、

身体が震えるほどの魅力的な女性に出会った時は、鰭をちぎれんばかりに広げたいと思います。」

 

2024-11-17 00:30:00

Curtains

小さなボクは大きなガラスの窓の前まで慌てて走って行った。

 

いつもは、大きな鏡の前で自分の顔を斜めに近づけてじっくりと見ていたのに。

 

大きなガラスの窓には、大きな黄色いカーテンが掛かっていた。

 

ボクは窓からの景色を見たかった。

 

大きな黄色いカーテンを掴んでガラスの窓の真ん前に滑り込んだ。

 

大きな空がグレーの色をしていた。

でも、すごく眩しかった。

しばらく見ていたかった。

 

その後、ボクは背中にある黄色いカーテンをクルクルと身体に巻き付けた。

それに飽きて、今度は黄色いカーテンを束にして掴んで窓から離れて走った。

そして、カーテンの束を一気に手放した。

 

黄色い花びらが散った。

 

 DSC_0298.JPG

 

2024-10-12 09:46:00

ありがとうごめんね

キミが

「ごめんね。なんて言わなくていいんだよ。」と言ったから、

ボクは

「ありがとう。ごめんね。」と言った。

キミが

「ありがとう。」と言ったから

ボクは

「ありがとうと言ってくれてありがとう。」と言った。

キミが

「ごめんね。」と言ったから

ボクは

「いいよ。」と言った。

ボクが

「ありがとう。」と言ったら

キミは

「うれしい。」と言った。

 

ボクが、誰かに

「ごめんね」と言ったら、

その人は

「許さない。」と言った。

 

ボクの世界にはその人は居ない。

 

 

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