日記と小物語

2025-01-21 01:21:00

Magically

ボクは立てた左の親指を、そっと守るように右の手の平で一周した。

 

すると、キミはボクの左の親指の上で、少しだけ離れて右手の2つの指だけで、まるで糸で操るようにボクの左の親指を回転させた。

 

あぁ、なんて幻想じみた日々なんだ。

 

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 〜日本語手話〜 「孤独」「翻弄」

 

 

2025-01-19 00:51:00

愛と夢へ

砂漠の中の一粒。

宝を心の中に私はいくつか見出した。

 

ある小さな女の子が問う。

「なぜ、あなたは香りを作るようになったの?なぜ、匂いが好きなの?」

 

匂い

言葉

空想

表現

 

私は、なぜ、いつからだったのだろうか?

 

“人は宝物を探しに行きたがらない。”

 

傷つきたくないからだ。

実際に傷つく事よりも傷つきたくないという思いに、人は囚われる。

私も何度、自分の心を裏切り続けたであろう。

 

 

 

〜アルケミスト〜×日常×夢への執着

 

2025-01-11 13:06:00

温暖化現象

温かいママのお腹で産まれたボクは

温かい空が好き。

温かい花が、好き。

温かい笑顔の人が好き。

温かい笑顔のキミと手を繋いでクルクル回った。

キミとハグをした。

ある人が不思議そうに、ボクに言った

「あなたは男の子?それとも女の子?」

 

ボクは言った

「分からない。その時の気分や側にいる人によるかな。」

その人は言った

「おかしなあなたを治してあげるよ。」

 

ボクは言った

「ボクは雑魚ではないよ。広い海を泳ぐ亀なんだ。ボクに治療は要らない。一人の人間として寄り添ってくれれば、いいんだ。

センスが無いFワードに依存している大勢の人達がいる未来を嘆いたほうがいいよ。」

 

2024-12-23 11:53:00

呼吸

音楽を聴くと物語を書きたくなり、

絵を見るとオブジェを作りたくなり、

仕事をすると日記を書きたくなり、

本を読むと点と点を繋げたくなり、

自然を見ると香りを作りたくなる。

トーキョーにきてから、いい香りが作れてない。

 

2024-12-17 12:18:00

たしかなことは無い

たしかな事は空は綺麗で生きている事。

 

不確かな事は愛が行き来する事。

 

たしかな感情など何も無い。

 

昨日有った感情は今日には無い。

今日有る感情は明日には無いのかもしれない。

 

感情がある事は確かだ。

 

不確かでも何も無いよりかは、ちょっと楽しいのかもしれない。

 

 

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