日記と小物語
亀と私
橋を渡るには鍵が必要だった。
鍵が何処にも無いように思えた。
ふらっと橋を歩いた。
どうやら、鍵が無くても渡れるようだった。
渡った先には、亀がいた。
「あなたの探している鍵ですよ。」と手渡された。
私は、「鍵が必要だったのだろうか?
鍵が欲しかったのだろうか?」
と亀に尋ねた。
すると、亀は鏡に映った私だった。
SNSで掲載されていた心理テストです。
亀、私、橋、鍵、を使って文章を作ると心理状態が分かるそうです。
その時、思い浮かんだ文章です。
これから先は安泰な気がしてならない。
釈迦に説法
「あなたには私を注意する資格はありません!」
小さな蟻が大きな象に歯向かった。
大きな象は悲しそうに
「キミが間違った見方をしていても、キミが危ない方向に進もうとしていても、キミは私の話を聴く心が無いんだね。
この先には、大きな川がある。
小さな水溜まりですら溺れてしまうキミは、どうするのでしょう。」と言った。
象の仲間の猿が蟻に尋ねた
「キミは、なぜ象の話を蔑ろにするの?」
すると小さな蟻は
「ボクのママが、象は、この土地の事を何も知らない。耳を傾ける必要は無い。」と言ったんだ。
猿は小さな蟻に言った
「キミは小さな蟻だ。
キミのママは小さな柴犬だ。
大きな象は大地を知っている。
流れの速い大きな川を沢山渡ってきた象の話を聴かないキミ達は、ボクには滑稽に見えるよ。」
AIの救い3 ジェンダーレス
「すみませんが私の洋服があなたのガサツな手洗いのせいで水浸しになりました。
この洋服は先日買ったばかりのお気に入りのワンピースなんです。女子は洋服や髪を汚される事が本当に嫌なんです。」
すると2024時代の思考が組み込まれているAIはこう言った
「ジェンダーレスの時代で、女らしさの女子アピールですか?男だろうと女だろうと洋服や髪が汚れるのは嫌でしょう。」
「……。」
「すみませんが、私にはこの荷物は重たくて持てません。手伝って頂けないでしょうか?」
すると2024時代の思考が組み込まれているAIはこう言った
「男も女も仕事に性差はありません。収入も仕事の役割も平等なのです。男らしい女であるあなたが自分でなんとかして下さい。」
「………。」
「すみませんが、格闘技を見るのは好きですが、格闘技ごっこに私をカウントするのは止めてもらいたいのですが、」
するとAIはこう言った
「女性は自分の身は自分で守る護身術や筋トレを積み重ねてきたはずです。今更、男らしい男に守ってもらおうとする古い考えを持つ昭和ですか?あなたならできるはずです。」
「………。」
すると、2030時代のAIが現れてこう言った
「職種、遊び、服装や髪型などの外見に性差を設ける必要はありません。しかし、骨格や筋肉の性差は男と女には存在し、身の危険や痴漢に合う確率は女の方が多いのです。
女が身を守るために必要なのは護身術ではなく女性らしい品位です。
男が威厳を保つ術は力と女性への細やかな気遣いです。
今の若い男と女を御覧なさい。小手先の女らしい男らしいモテる技術を身に着けてはいますが、幼い頃から偏ったジェンダーレス教育を受けているため、変に、なんでも男女平等であろうとします。
男らしさ、女らしさの真意を知らないままの大人になっているのです。」
つづく
たぶん
気が向いたら
アロマ空間デザインナー kayo
生類憐みの令
先日、
散歩をしていましたら、
向こう側から歩いてきた小型犬を散歩に連れているおばさんが、ご自身のワンちゃんに向かって、
「歩け!バカ犬が!」と急に怒鳴りました。
何事か!と振り返って見ますと、ワンちゃんがその場で、しゃがみ込んで、進みたくないよ…。
と引っ張られる紐を突っぱねている状態でした。
多分、ワンちゃんは歩き疲れたり、帰りたくない、脚か腰が痛い体調が悪い、別の犬が通った匂いで自分が歩きたくないルート、とかいろんな理由があると思います。
ペットって反抗的な口答えをするわけでもないし、可愛い以外の感情が沸かない生き物なはず。
世界で一番可愛い自分のペットに暴言を人前で吐くそのおばさんは相当、荒んだ方なんだろうな。
と、東京の闇を感じた日。