日記と小物語
sleeveless
リング上で私は脇を開いた状態でのパンチを繰り出している事に気付かなかった。
私は井上尚弥やマイクタイソンのような威力を持っていない人間である事を忘れていたのである。
脇を締めた基本のパンチを多く打てない私は、いとも簡単に脇腹を狙われた。
威力が小さく、フェイントや強い連打を打つ程の技量が無い私には脇を開いた状態でのパンチは無意味である。
敗北を帰したのである。
攻撃は最大の防御ではない。
攻撃と防御の両方に隙を見せてはならない。
子どもおばさんは今日も子どもの頃と変わらない1日だった
好奇心だけで生きている。
考えなくてもよい事を1日中考え、考えなくてはならない事を考えずに生活していたら、一年また一年と時が過ぎ、気づいたら歳を取っていた。
あぁ、無情。
徒然草
「つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」
日々、なんとも知れない事を思うがままに書き綴ります。
寝る前や、モヤモヤした時、このように、ばっーと書いて次の日には消す。
空想が趣味。
作家気どりが趣味。
全然寝れやん夜中の3時。
アロマ空間デザイナー kayo
AIの救い 〜2〜 言葉の幅
現れたAIが、こう言った。
「ウザっ。この事務処理ウザくないですか?」
「そのウザいとあなたが感じる面倒な事をするのがあなたの仕事です。私達は、それを毎日朝から夕方まで行っているのです。」
「キショっ。毎日そんな事をしているのですか?」
「仕事ですから、当然です。愚痴を言わないのがAIではないのですか?」
「は??」
私は呆れながらAIに質問した。
「あなたは、AIというより、2024時代から育っている児童ではないでしょうか?」
すると、AIは口調を変えた。
「仰っしゃる通りです。私に組み込まれているのは実在する人間達の思考を何パターンかに分けて組み込まれています。2024時代からの思考はYouTubeとゲームとアニメーションが9割です。互いに敬意の欠片も無くゲームやYouTube、SNSでの罵り合いの言葉、どれだけ相手にマウントを取り、相手を低めて打ちのめすかの言葉遊びの思考です。親の影響と教育は1割。親は自分の子ども達が、それ程までにゲームとYouTubeやアニメーションによって思考が蝕まれている事に気付かなかった時代です。家の中の様子だけを見て、うちの子は上手く育っている、そのように親達は思っていたでしょう。」
確かにその通りであった。
「しかし、Youtuberやゲームクリエイターにもその責任は問われるのではないでしょうか?相手をディスる事が、面白みだと勘違いさせてしまったのですから。言葉のプロフェッショナルの仕事の方や大人同士は相手への敬意や親しみを前提としてタイミング、時や場を計算の上でFuckの意味合いの言葉を品よく使います。しかし、子どもは何も知らずに大人になったかのように言葉の真似だけするのです。“ウザっ”や”キショっ“や"死ね"の一言でなんでも表現します。秀逸な一言ではなく、言葉の幅が狭すぎるのです。」
淡々と話すAIと議論を暫く交わした。
すると、急に数週間前に予約した治療前の虫歯が疼きだした。
歯が痛い。
歯が痛い以外何も考えられなくなり、AIの語りを上の空で聞き流した。
今日は金曜日だ。月曜日が予約の日だ。
明日も明後日も歯医者は空いていない。こんなにも月曜日を待ち望む週末はあるだろうか。
人生で初めて待ち望む週末明けだ。
AIは私の様子に気付かずに、更に質問と語りを投げかけてきた。
「親御さん達の言葉のセンスを落語家や芸人や言語学者または私達AIが調査してfuckを使用していいライセンスやセンスが無いなら丁寧な言葉を家族で使い続けるとかですね、、」
私は、イライラし
「すみません、あなたは全く空気が読めない人ですね。私は今、あなたの話しを明らかに楽しんでいない空気を醸し出していますし、こちらが、話しに乗ってこないなら、それは話しがつまらないか、話したくない話題か、あなたの事が嫌いか、体調が悪いか、話す事自体が苦手な人かのどれかです!」
と吐き出した。
すると、AIは
「すみません。私はAIなので空気というものは読めません。天候や気圧、湿度を計測するのは得意です。あなたが怒っているのは先程述べた中でのどれになるのでしょうか?話しがつまらないのでしょうか?」
「違います! 歯が痛いんです。そして、話しがつまらないように感じてきました!」
AIは、怒りを返すわけでも無く、こう言った。
「それは、辛いですね。では、歯が痛い時の提案をお伝えしてもよろしいでしょうか?」
妙に丁寧で親切なハズレのない言い回しと、同情、そして良きアドバイス。
まるでスマホで検索して出できた内容をコピペしたかのようであった。
正解な情報を与えてくれる。
傷付きもしないし、温かくもない。
可もなく不可もなく、その日が終わった。
歯が痛い私は心の幅は米粒程であった。
つづく。
たぶん。
人鳥 fisherpenguin
早く遠くへ泳ぎたいだ。
みんなよりも先に一番に、海へと跳び込んだペンギン君。
ペンギン君の背中から出る泡が水の中でキラキラと綺麗に光った。
みんなが、イカや魚を咥えて戻って来た中、ボクだけ白い卵を口の中に、大事に、そっと温めながら戻って来たんだ。
みんなが、「それは、鳥の卵だよ。キミは、何処も泳いでいないじゃないか。」と言った。
ボクには飛べる羽が、有るのかもしれない。
いや、ただ単に一番に海へと跳びこんだだけだ。
「ボクは泳いだよ。」と答えた。
「泳ぐぐらいなら誰でも出来るよ。」と、みんなが言った。
イカや魚に飽きたんだ。
ボクは美味しい玉子を食べたい。
みんなの前で卵の先端を割って平らな場所に置いてみた。
ボクには、この卵が有る。
みんなが、不思議そうに凝視した。
「誰の卵なんだろう?」
〜MV〜 コロンブス×ファーストペンギン×ペンギン×ハイデガー哲学 存在〜
人はヒト科ヒト族ホモ・サピエンスである。
