日記と小物語

2024-07-20 00:10:00

sleeveless

リング上で私は脇を開いた状態でのパンチを繰り出している事に気付かなかった。

私は井上尚弥やマイクタイソンのような威力を持っていない人間である事を忘れていたのである。

脇を締めた基本のパンチを多く打てない私は、いとも簡単に脇腹を狙われた。

威力が小さく、フェイントや強い連打を打つ程の技量が無い私には脇を開いた状態でのパンチは無意味である。

敗北を帰したのである。

攻撃は最大の防御ではない。

攻撃と防御の両方に隙を見せてはならない。