日記と小物語

2024-02-21 21:37:00

価値観の尊重

児童と関わるバイト先で、ある日、小学一年生の男の子達が、言い合いをしていた。

 

A「せかいでいちばんだいじなモノはカネだ!カネだ!」

B「ちげぇーよ!」

 

私は、その二人の元に行き、

「ちがう!」と意義を唱えた子供に

「じゃあ、君は何が一番大事だと思う?」

と尋ねた。

「かぞくとこころだよ!」と、その子は即答した。

「あら、すごく素敵な答えね。自分で考えたの?」

「うん。そうだよ。だって、こころはおカネでかえないでしょ。」と言った。「すごく素敵ね。」

すると、もう一人の男の子は

「おカネがないと、たべものだってかえないんだよ。」と私に訴えた。

「そうね。お金が無いと何も出来ない。勿論、すごく大事よ。」と答えた。

二人とも、泣き虫で、まだまだ、赤ちゃんのように可愛らしく、たどたどしい一年生の子供達だ。

 

一年生も大人も議論したりする内容は変わらない。