日記と小物語

2025-03-29 23:20:00

馬鹿とトラウマ

馬と鹿

虎と馬

馬はひとりだと神々しく凛々しく走るのに、鹿や虎と共になると惨めで哀れな生き物になる。

 

私の心はパレスチナ難民の如く。

鍵を持っていても鍵を閉めなくてはならない場所を失っている。

窓や扉が壊れている。または開いたままである。

 

一番大切な心の奥を閉め忘れている事に自分で気が付かなかったのだ。

閉ざしたままだと思っていた。

心を閉ざしていたわけではなく、城壁内に囚われていただけであった。

城壁を打ち壊し、肌身離さず持っている鍵を閉ざさなくてはならない扉に、しっかりと鍵をかけた時、私は私になる。

その鍵は本当に信頼した人にしか渡してはならない。